ミシシッピ川以東のルイジアナ

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ミリマスミリしらPのミリアニ視察報告 #1

はじめに

本記事はアニメ『アイドルマスター ミリオンライブ!』(以下『ミリアニ』)劇場先行上映第1幕の視聴レビューです。 したがって、ミリアニ第1〜4話の内容に関するネタバレを含むのでご注意ください。

↓簡単な所感(ネタバレなし)

筆者のアイマス遍歴

  • 2012年ごろ〜:アイマスに対する認知はニコ動でよく見かけるなーレベル。そのうち765ASやデレマス有名どころの顔くらいはわかるようになる。
  • 2015年:アニマス再放送を見かけて1クール目だけ観る。感想は㍂くらい。
  • 2023年
    • 1月:シャニマスをはじめる。ソシャゲ適性の低さで全然長続きしない。3月くらいにはログインもしなくなる。
    • 8月:やる気が再燃して狂ったように過去のイベントコミュを読み始める。他シリーズも気になりはじめる。

視聴前のミリマスに対する認識

  • 765プロ系統のコンテンツらしい?
  • 今稼働しているのがミリシタという後継アプリであることは調べた。やろうかとも思ったが音ゲーが苦手なのでとりあえず先送り。
  • 御三家の顔と名前もよくわかっていない。
  • ミリマス初出の曲は Flyers!!! だけ知ってる三部作のせい)

経緯

きっかけはだいたいこれ。

まあ夏休みで暇だし行くcar...の気持ちで特に準備なく行こうとしたのだが、せっかく金を払って観に行くのに誰が誰だか分からないせいで話に集中できないのも嫌だなと思い、上映前に登場人物一覧を確認した。

久々に映画館に来たが、思ったより料金が高くて思わず声が出た。無職に2000円はそこそこ大金なので、せっかくなら楽しんで帰りたい。 ただ苦手なCG作画らしいというのを知って(詳細は後述)、観る前から不安な気持ちも少しあった。

感想

一言でいうと非常によかった。ミリマスというコンテンツへのファーストインプレッションとしては最高だったと思うし、第2幕以降もぜひ観に行きたい。 ただやはり知識不足で分からない部分も少なからずあったし、ライブ感が強すぎて一人で行くよりは誰かと行って感動を共有したくなった。ミリP、次は俺を連れて行ってくれ......

ストーリー

まあ分かっちゃいたんだけど、各アイドルの性格や背景をある程度知っていれば100%楽しめたんだろうなとは思った。死ぬほど当たり前である。先述の通り予め顔と名前が一致するようにはしたつもりだけど、ある程度話を追いながら「あー、この子はこういうキャラなんだな」と理解するまでには余分に時間が必要である。話題やマンガがTwitterで流れてくることが多いデレマスなら未履修でも何となくキャラ性を知ってたりするものだけど、ミリマスについては本当に全然知らなかった。

基本的には未来たち(アイドルになる前→新人)の視点で話が進むので大丈夫だけど、ツアー楽屋側の会話とかは置いてけぼり気味だったかもしれない。まあ富野作品じゃあるまいし全然大丈夫。

765ASライブ前の未来の「がんばれー!!!!!」シーンで共感性羞恥が発動するなどしたが、あぁ、アホの子なのかと気付いたあとはめっちゃグーだった。意外と自分はアホの子が好きなのかもしれない。

最初はこの未来って子が主人公なのかーと思いながら観てたけど、冒頭から第1幕のストーリー的な盛り上がりのピークであるオーディションにかけて序盤の主人公は紛れもなく静香である。背景や心理描写もそうだけど、表情がめちゃくちゃ繊細に描かれていて非常によい。ライブ後の夜の公園で、静香が未来に一番の夢を打ち明けるシーンが本当に好きすぎる。

それまでアホの子描写のおかげで原っぱライブ回りのゴタゴタによる未来の葛藤が映える。ベタだけど、ティーンの成長物語には他者との衝突による苦悩が入ってほしいと思っているのでやはりよい。

これでまだ1/3ってマジ?って感じの濃さだった。描写があまりなかった翼の話はきっと第2幕以降でねっとりやってくれるんだろう。楽しみ〜(トライアングル)

楽曲に関しては最初から最後まで最高だった。

シャニ以外のアイマス楽曲に触れる機会は実質ニコニコだけみたいなものなので、どうしても知ってる曲が昔からあるものに偏りがち。恥ずかしながらToP!!!!!!!!!!!!!を知らなくて、最初に流れたときにはどういう曲かわからないので不安だったけど始まったら始まったでクソ盛り上がった。知ってるアイドルが歌ってるってだけで何とかなるものかもしれない。

ストーリーと同じく、やっぱり興奮の頂点は間違いなくオーディションのシーンだった。静香がアガっちゃった辺りから「どうなっちゃうの〜???🥺🥺🥺」みたいな気持ちで見守ってたし、回想の未来の言葉から2人に背中を押されて少しずつ声に力が入るところでもう泣いてたしプロデューサーが立ち上がるところで俺も思わず立っちゃうかと思った。たぶん、自分にとってRat A Tat!!!は思い出の曲になるだろう。今も暇さえあれば聴くなどしている。

茜のシーンでてってってーが流れて滅茶苦茶ホッとした。マジで実家のような安心感である。

映像

2023年にもなって、自分は未だにCG作画が少し苦手だ(ここでいう「CG作画」とは特にキャラクターの作画に3DCGが利用されるものを指す)。

けもフレやケムリクサみたいな作風なら違和感なく楽しめるし、バイオハザードみたいな洋画系のアニメも大丈夫だけど、ウマ娘2期のマックイーンとテイオーが並走するシーンはちょっと「うっ」となるみたいな。これは自分の好みが昔のアニメに偏っていて近年の作品をあまり履修していないこと(つまり慣れ)が原因で、普段から相当量を視聴している諸氏なら気にしない人も多いかもしれない。兎にも角にも、主観甚だしいが「手書き作画の”つもり”でいるところにキャラクターが3DCGで動いていると違和感を覚える」といったところだ。

そしてミリアニもやはりCG作画である。 動きが少なくて小さな機敏に注目するようなシーンだと、物語に没入していたところでふとした瞬間に「動きがモサッとしてるなぁ」と感じてしまい、興が削がれたシーンが何度かあったことも否めない。 ただし、きょうびCG作画はごく一般的な制作手法であって、単に自分の好みの問題であり、特別ミリアニに文句をつけようというつもりのないことは断っておきたい。自分にとってアニメの感想をアウトプットする機会が非常に乏しいので、今くらいしか書くところがないだけなのだ。

そういった個人的な問題を除けば映像もとてもよかった。ライブはとにかく情報量が多くて、綺麗ですっごーい!たーのしー!になって楽しめた。先にも挙げたが、ライブ後の夜の公園のシーンは天才だと思う。円盤買うかもしれない。

その他:ライブについて

ミリアニとは直接関係ないが、ライブに行ってみたいなと思った。

実は自分はライブの類に行ったことがない。元々音楽の趣味がクラシック寄りなので気になるコンサートには行くこともあるが、アイマスはもちろんその他のポップスも含めて武道館ライブ!のようなノリのイベントの一度も経験はないし、あまり興味もなかった。 ただ最近はシャニマスを中心に他ブランドでも知ってる楽曲も増えてきて、さらに今回ライブシーンを映画館のクソデカスクリーンで観たことでクソデカ盛り上がりが発生し、一度はライブに行ってみるのも悪くないだろうなと気持ちが傾きつつある。

最初はシャニマスかなとは思っていて、5.5thは取れなさそうだけど6thは頑張ってみようという所存である。